PyCon JP 2018に参加してきました 松尾研流人材育成!
招待講演
東大松尾研流 実践的AI人材育成法
中山 浩太郎さんです。
Deep Learningの研究で有名なとこですね!
松尾研究室の教育は以下の3本柱でやっているということで。
- Web工学とビジネスモデル
- データサイエンティスト育成
- Deep Learning講座
特に3つ目のDeep Learningに力を入れているようです。
5年間で1900人にDeep Learningを教えてきたということで、すごいなー。
普通の研究室とやや違う点として、
- ふつう:基礎研究・論文発表
- 松尾研:世の中にいい技術を出して社会を改善していく→ベンチャー創出
という部分があるということです。
日本では珍しいが、海外ではよくあることみたいですね。
ドイツ-DFKI
US-Stanford Univ. CSLI
など
私が最も感銘を受けたのは、
知識はアウトプットすることで初めて身につく、つまり手を動かさないと理解できないので、プログラミング中心の講座をやっているということでした。
いちエンジニアからすると、うれしい話です。
(松尾研究室の基礎講座受けたいけど、平日木曜日 栃木→東京にいくのはキツイ泣)
Deep Learningの仕組みを、組織に置き換えて例えられていたのが面白かったです。
組織の方針を決める際、あるメンバーの意見を取り入れてだめだった
→その人とは次からは距離を空ける
(これがバックプロパゲーション 笑)
Deep Learningをやるうえでは、Numpyが基本となるということで。。
Numpy Test Systemなるものを用意し、講座受講前にNumpy力をテストするようです。
"全員の力量をそろえる"ことが効率的な学習をするうえで重要とのこと。
たしかに!
DL4USという講座は、エンジニア向け、アプリケーションレイヤーでの利用を対象とするようです。(TensorFlowより1つ上の階層)
お?これはオンラインで受けられそうな感じ。。
自分もぜひ受講したい!
それに向けて、100 numpy exercisesやろう!
(Numpy力上げるべし)
PyCon JP 2018に参加してきました ~基調講演~
基調講演
Argentina in Python: community, dreams, travels and learning
Kaufmann Manuel
基調講演のアルゼンチン出身のカウフマンさんです。
日本は初めてで、アルゼンチンではこんな大きな会議ではないらしいです。
英語は母国語ではないということですが、私は上手だなと思いました。
本講演は技術的な話はほとんど無かったけれど、自身の経験をもとに、エンジニアとして大事な"情熱"について熱い話が聞けました。
彼はPythonと出会い、Pythonに魅了され、Pythonを布教するために数多くのコミュニティを立ち上げました。そして4年で70ほどのイベントを開催し、3500名を超える人たちにPythonを教えたということです。
結論から言うと、この講演でのポイントは3つ
- Passion(熱意を持つということ)
→彼は大学で研究していたが、Pythonと出会い、
Pythonを独学でやりたいと熱望するようになった
- Feel(感じ取るということ)
→自分の使命を、必ずやらなければならないと感じていた
- 信じる
→自分の夢を信じること!
知識は学ぶものではなく、共有していくべきもの。
そのために独立してPythonの布教を行ったということでした。
また、彼がPythonに魅了された最初のきっかけとして、
mylist = []
にてリストができ、C言語と比べてはるかに簡単な実装に驚いたということです。
たしかに!
私がこの講演を聞いて感じたこと
情熱が大事。自分のやりたいことを見つけ、それに向かって突き進むことが人生を豊かにする。これは、アルゼンチンであろうが日本であろうが関係なく揺るがないもの。
自分も大事にしたい価値・信念を見つけ、情熱をもって実施していきたい、と思いました。(まだ探求中ですが)